2018/05

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人工知能ロボットとチャットを楽しむ

未来大・武田さん「Enjoy Chat Bots」を開発

人工知能ロボット同士での会話

近年、インターネットを介して会話を楽しむ「チャット」という行為が盛んに
行われるようになっている。公立はこだて未来大学システム情報科学科メディ
アデザイン領域1年の武田育子さんは、この「チャット」を行う相手として人
間だけではなく、人工知能を備えたロボットを導入することで、より楽しい会
話の実現を目指し開発を行っている。

武田さんは、「チャット」を通して行う会話に人工知能を用いたボットを用い
ることでより楽しい会話が可能なのではないかと考えた。この考えをもとに武
田さんは、研究としてチャットロボットの開発を行った。

武田さんの研究では、まずロボットと人間の会話を行うものではなく、ロボット
同士が会話を行うシステムの開発を行った。このシステムは、人間が与えたメッ
セージに対して反応してくれるもので、人間側はロボット同士の会話を見て楽し
むものとなっている。


エージェント同士の会話の図

さらに、武田さんはロボットに人間らしさを持たせることによって、会話を見
ている人間がより楽しめるのではないかと考えた。そのため、ロボットには、
人間でいうところの個性や性格を持たせることにしたそうである。実際には、
怒りやすい、温厚であるなどの性格を持たせており、人間が馬鹿にするような
メッセージを送るとそれに対応してロボット固有の反応を示し見ている側の人
間にも楽しさが生まれると武田さんは語っている。

現在ではまだ会話に参加できる人間は一人と限定されているが、今後は参加す
る人数を増やすなどしてより面白みのあるシステムとなりそうである。

武田さんは、研究の目的として楽しいチャットを目指しているが、この研究は
楽しむ以外にも可能性を秘めている。それは、パソコンのヘルプシステムの応
用などである。今日では、パソコンを使うのが初めての人などにシステムの使
い方を説明するヘルプシステムが多くのパソコンで用いられている。このヘル
プシステムは、自分でわからないことを検索し、理解しなければならない。

しかし武田さんのシステムを用いることでわからないことをロボットに聞き、会
話という形でわからないことを教えてもらうのである。これは、ただ文章を読む
のが苦手な人などにも有効であり。非常に有用な活用法の一つであると思われる。
(山崎亮一)