2018/03

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オンライン消費者の心理

購入は、他人に対する信頼度?!

情報発信者になるきっかけ
インターネット上のサイトで買い物をする、オンラインショッピング。公立は
こだて未来大学大学院1年に在学中の久保潤也さん(23)はネット上で買い
物をする「消費者の心理」と商品に関する「情報発信者になるきっかけ」を
探る研究に取り組んでいる。


久保さんは、日常生活において他人を信頼し易い人はネット上のコミュニケー
ションにおいても他人を信頼し易いという傾向を導き出した。

ネットを利用して買い物をする人は年々増加している。オンラインでは購入し
たい商品を手に取って見ることができない。そこで商品の情報を実際に利用し
た人が書き込む口コミ情報、つまり「レビュー」を参考に購入を決定している
消費者が多い。しかし、レビューを参考にする消費者の多くは書いた人に会っ
たこともなければプロフィールさえ知らない。そこで久保さんは、お互いが直
接触れ合うことのできないオンライン上で、人(消費者)は何を持って相手
(レビューを書いている人)を信頼するのかを知りたくなった。

当初は、レビューの表示される順序が信頼の基準になるのではと考えていたが、
研究を進めるにつれ、現実世界で他人に興味を抱き易い人はオンラインでは相
手の主観的な意見を求める傾向にあることがわかった。このことから、人はレ
ビューの書き方や内容をもとに書き手の人物像を想像(イメージ)し、その人
物像が信頼に足る人かを判断しているのではないかと久保さんは考える。今後
は反対に、レビューを「書こう!」と思うきっかけは何かを探っていく予定。


日常で他人を信頼し易い人は、ネット上で書き手の「その人らしさ」を知りたがる

将来、裏も表もなく企業宣伝も含まない消費者の「本当の」感想が集まり、
お互いが信頼で結ばれるようになれば、彼の目指す「良い口コミサイトの構
築」が実現でき、「購買という行為」を媒介とした人間らしい情報交換の場
が作られるのだろう。(粉川奈穂)