2019/11

01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

......


1925年にドイツのデッサウ市に建設された「市立バウハウス」の校舎です。
当時の建物のほとんどが、開口部の窓は小さく彫刻で装飾された石造、もしくはレンガ壁面でしたから、同時代人はこの全面ガラス張りにさぞ驚いたのでは、と思います。
バウハウス
校舎内に明るい陽光が入っていました。
寒くて長いドイツの冬を快適に過ごせそうです。
学生の活動を促す仕掛けとして、例えば講堂の舞台を通って食堂へ、そして寮に直結する、というような、機能のシームレスな連続性が多用されています。
日常と学びの強い結びつきをデザインしている。
歩いているうちに、この印象がだんだん強くなります。

バウハウスは合理主義・機能主義デザインの源泉の一つです。
だから、何となく、ガラスと鉄とコンクリートでぴしっとクールな感じかなと思ってしまいます。
疎外感と表裏一体のような感じ。
しかし、室内がはっきりした色面をアクセントに深い陰影で構成されているので、意外なほどロマンティックな印象なのです。少々意外です。

未来大学開学時
サイズははるかに大きく一辺約100mの正方形で5階建てですが、未来大の校舎はよく似ている、と言われます。巨大な南側のガラス面と方眼構成の外見を見て、バウハウスが行き着いたクールな現代建築のイメージを重ねる人も多いようです。

現在、函館の外気温はマイナス5度。
本学の巨大なオープンスペースや廊下のような共有スペースは、曇天ですが手元の温度計で19度(10:30)です。
あちこちで、薄着のまま学生諸君が活動中です。
学内施設の壁は全面ガラスですからライブラリィから学食へ、そしてパソコンルームへ、そしてetc...の状況が移動しながら一望に見通せます。
快適な場所、活動に適した場所はどこだろう?。
刻々と変化する活動内容にあった室温と空間と機能を、積極的に見つけることができる。

オープンマインドを影で支えているのは、この建築の継ぎ目の無い連続性です。
これがオープンスペース。
バウハウスの校舎に一番似ているのは、実はここだと思います。